今回は、「相似」の入試問題を取り上げます。「相似」は単独で出題されることは少なく、円を含む「総合的な証明問題」として出題される傾向にあります。一般的に、基本的な図形の性質、合同や相似の性質を相互に効率的に関連付けることで、解くことができる問題なので、苦手にしている人が多く、入試で得点差がでる領域です。
そこで、先ず「円の性質」に関わって、円周角の定理、円周角の定理の逆、円周角と弧、円の接線の長さ等の各定理を学習します。続いて、「相似な三角形と円」の問題に取り組む中で、それらを、どこで、どのように利用すればよいか、を学びます。問題にある図の中から、「互いに相似にある三角形」に視点をあて、対応する角・辺に着目し、三角形の相似条件を柔軟に利用できる力を身に付けます。
「どこで、何を、どのように利用すればよいか!」が、誰にでも分かるように工夫をしました。
〈考え方〉
・「解くための手順」を示しました。
→ この手順を身に付けることで、あらゆる問題に対応できるようになります。
〈ポイント〉
・「この場面で、なぜ、そう考えたり、利用したりするのか」を示しました。
→ これまで学習してきた知識・技能・考え方の生かし方がわかります。
【注意】画像(図形等)は,ダブルクリックで拡大し、さらにワンクリックで拡大します。















