今回から「相似の証明」を始めます。

先ず,相似とは何か?小学生に分かるように説明できますか!
これができた人は,数学の本質を理解している人です。
説明ができなかった人は,今後,相似の証明問題をたくさん解いて,一つ一つ,解答パターン(いわゆる証明のコツ?)を覚えていっても,相似の証明に強くなることはありません。特に,難しい問題には,その解答パターンが隠れていて,それが見つからなければ,正解は得られません。なんとなく相似の意味を理解している人は,これまで自分が身に付けた解答パターンを,その問題の中から見つけることができないので,正解を得ることはできません。解答パターンを覚える学習には,限界があるのです。

私は「解答パターン=証明のコツ」とは考えていません。それをコツと指導される方々も・・・・・!?

相似の証明の第一歩は,「相似とは,何かを理解する」ことです。
証明とは,仮定から,根拠を明らかにして結論を導くことです
相似とは何かを正確に理解してないと,例えば,根拠があいまいになります。すると,相似の証明は,何をどうしたらよいか分からない。証明は難しい,嫌い,諦めることになるのです。

それでは,相似の意味(「三角形の相似条件」含)を明確に理解することから,始めましょう。
例:三角形の相似条件「それぞれ」とは?,「すべて」とは?等。

【注意
】本ブログにある画像(図形・グラフ等)は、ダブルクリックすると拡大し、さらにワンクリックで拡大します。



理論11
理論12
理論13
理論14
理論15
理論16