前回,証明は,仮定結論,そして,根拠を示すための事柄が大事であることを取り上げましたが,・・・・・・・・・
もし,あなたが,証明を苦手とする中学生であるとしたら,それは,この三点を十分踏まえずに,あるいは簡単に考えていたからなのです。
証明は,登山に例えると分かりやすいと思います。
みなさんは,登山をするとき,先ず何をしますか?
第一に,どの山に登るか,山を決めますよね。それが結論です。
第二に,その山に安全に登るための約束事を決めますよね,それが仮定です。
ですから,証明で仮定と結論を十分押さえないということは,どの山に登るか?どのような約束事で登るか?を知らずに,登山をするようなものです。そうすると,今日の登山は,「何をどうしたらよいか,分からない。」・ ・ ・ 
この証明問題は,「何をどうしたらよいか,分からない」,難しい!ということになるのです。

そこで,今回は,具体的な証明問題を通して,「証明の仕方」を確実に身に付けていきます。学習の進め方として,「初めに,模範解答を理解し,次に,スラスラできるようになるまで書き込みながら,繰り返し練習をすること。」これを必ず実践してください。読んで理解するだけで,終わりにしないでください。理解するだけではできるようになりません。テストの点は上がりません。書くことを大事にしましょう。
こうした学習習慣を身に付けることで,証明する力が,確実に向上します。簡単に楽に,身に付けることなどできないのです。人よりできるようになりたかったら,人の5倍,8倍努力するのです。そうすることで,難しい問題も簡単に解けるようになります全ての生き方通じる基本だと考えます。

それでは,【例題2】から,始めましょう。

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理論110
理論111


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